「ピアニッシモ」ですばる文学賞を受賞し、「海峡の光」で芥川賞受賞し、これからが楽しみの若き作家であった。しかしミュージシャンでありながら若き多彩な才知の持ち主もその後の活躍はあまり芳しいものではなかった。

久し振りに本屋にぶらっと入り、偶然、辻仁成の新刊を手にして、驚いた。目録だけ見ても私の人生に対する考え方が載っていた。彼もその後、離婚し、フランスで一人息子を育て、苦労した末の出版であった。人生を振り返って人生論なる新刊に慟哭した。

帯には「諦めるのじゃない。無理をしないということだ。

自分の良さを最大限に発揮できればいいのである。楽しみながら。

人に合わせない方だってあるのだ」

と相変わらずキャッチコピーはうまい。人を引き付ける魅力はまだ残っていた。

この人からまだ学ぶことは多いと改めて感じた。

いい年の取り方をしている。私もこれからの人生そうありたい。

そんな新生・辻氏に再び興味を持った。

◆アロママッサージ(時にはレクリエーション)を通じて癒しを地域のイベントや高齢者施設や障碍者施設にお届けするボランティア活動している社団の活動にご興味ある方に(高齢者へのハンドマッサージの実習も行います

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