引っ越しわが人生で10回以上過去にしてきた。

これが最後と20年近く前に住み着いた東京の狛江市から多摩川渡って、川崎「武蔵中原」のマンションに移り住んだ。マイナーな駅なので通常は武蔵小杉と私は他人には見栄を張って言っている。

ちょうど息子二人が大学生になっていたので引っ越しするにいい機会となった。

次男が移り住んだ地元のスーパーに初めて行った時の言葉が忘れられない。東京のスーパーとは違う雰囲気を感じたというのだ。殺伐というか気ぜわしい感じが川崎はするのだという。さすが労働者の町にやってきたと思ったものだと思ったものだ。最寄り駅のJR南武線は高度成長時代は京浜重工業地帯に労働者を運ぶ通勤列車の異名<労働列車>がつけられた。今や川崎の扇島にある日本鋼管(現在はJFEスチール)の高炉もつい先ごろ閉じられた。跡地にはアミューズメントパークやショッピングモールが予定されているという。川崎も工場労働者の時代からIT系労働者に大きく変わってきた。

我が武蔵中原駅も「武蔵」とつく駅名(小杉・新城・溝口)が四つも続く。

その中でも武蔵中原は特徴その1)パチンコ屋が一軒もない珍しい街だ。

そして特徴その2)朝の駅の改札が東京に向かう通勤客より降りる人の方が多いのも珍しい。IT系の大企業が駅前にあるからだ。しかも、港区にあるその企業の本社が来年から武蔵中原の駅前に引っ越すというからますます朝の改札ラッシュは激しくなると予想される。

特徴3)とにかく個人住宅より圧倒的にマンションが多い地区なのだ。駅から徒歩7分の自宅マンションまでの道沿いに20件ものマンションが立ち並ぶマンション密集地区である。

特徴その4)JRの車庫があるために始発と終電が武蔵中原駅が起点となり、早朝深夜には便利な駅であることだ。ちなみに羽田発朝6時のフライトにも間に合うので助かる。

両隣の小杉も溝口も昭和50年代を知る私にとっては全く別の町に変貌してしまった。あの場末の飲み屋街がほぼ跡形もなく消え去っている。

残る新城だけが昭和レトロの雰囲気を感じる。パチンコ屋密集地区で昔ながらの商店街が幾つ筋もある。個人商店や居酒屋もきわめて多い。ここだけは人間らしさが漂う町だ。つまりパチンコ屋がない中原とは違って新城は猥雑な街なのだ。普段は新城に買い物には行く。物価が安いからだ。

20年も住み着いていると「郷に入っては郷に従え」の如く、すっかりわが町に馴染んでしまった。皆さんの町はいかがでしょうか?

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