メディカルフットケア「足救」
先日、横浜の保土ヶ谷駅に近いメディカルフットケア「足救」のサロンを運営している足立恵美さんを尋ねた。
爪切りの重要性がわかっていてもセラピストにとって外科手術に類似する行為のために
ボーダーラインの医療類似行為になかなかその領域にまで手を出すことができないのが現状だ。
しかし爪の管理が悪いと巻き爪、陥入爪、外反母趾はじめ足の歩行状態を危うくする痛みがどんどんひどくなり、壊疽状態へと導かれ、もはや介入しても改善の余地がなくなる。
足立さんに異常なまでに伸びた爪を丁寧な爪切りで爪切り後の写真を見て驚いた。
「たかが爪切りされど爪切り」と爪の持つ意味や如何に爪の管理が重要であることをその症例で改めて思い知った。
そして突然私に実験を試みた。体幹の筋肉の力を試す実験である。如何に足の大地に捕まえる力が足の変形によって弱くし体幹力を損ねているかを気付かせる実験である。
その原因は「内反小趾」という変形にある。足の小指一つでこんなにも体幹の筋力に影響があるのかと、高齢者の転倒防止にも役立つことが想像される。
わたしが提唱する「癒しの手」と両極端の手である「足救の手」があればまさに鬼に金棒であると思った。足救の手には私が専門とする「マッサージの手」にはない専門的アプローチがある。
日本人は欧米人よりも靴の生活がまだまだDNA的にも馴染みが薄く、下駄や草履をはいて長く生活をしていたせいか、靴の生活で「内反小趾」となる恐れが大きい。
もっともっと介護アロマのアプローチにフットケアを加えて、自立した高齢者の生活支援をこれからも続けていきたい。
足立恵美さんのHP→http://www.ashi9.com