ダークダックス(1951)ボニージャックス(1958)、と並び称された戦後日本の重唱壇団を代表したデュークエイセス(1955)が
先日、NHK生番組最後の出演となったことを放映していた。
メンバーの一人が若手に代わりグループコーラスを維持継続していたが、ついに引退の幕を下ろす時が来た。
「京都大原三千院」の懐かしの美しいコーラスが今も団塊の世代の我々は耳に響く。
嗅覚同様、サウンドの聴覚の響きは死直前まで届くという。
声をかけ続けることが最後のお別れの礼節でもある。
看取りの時にこんな昔懐かしきサウンドを部屋中に響かせるのも
逝く人への思いやりではないだろうか?
介護アロマ講座ではそんな懐かしき同様のサウンドに乗せて、「癒しの手」の実演実技を行うことにしている。
バックグランドミュージックは日本の童謡。ウォン・ウィンツァンのDOHYOH(童謡)<さとわミュージックから発売>のしゃれたアレンジで演奏されるピアノ曲である。
介護施設でも一番人気はVOL1の最初の曲「ふるさと」だそうだ。
気持ちの安らぎを覚える故郷ふるさとは誰の心にもあるが、高齢になればなるほど発祥の地の里山の風景が瞼に浮かんでくるからであろう。
そんな脳を喜ばす余生に寄り添ってあげたい。