桜前線の北上が全国的に駆け足の今年は、各地でも桜の開花が早く、慌て
て花見の予定を前倒しにしている方も多いのでは?
日本人独特の花見の時期は、心から春の喜びと共に桜に癒されます。
実は、桜の癒し効果には理由がきちんとあるのです。
まずは、ふわりと心地良く独特の上品な芳香を持つ桜の香り。
桜はバラ科で、ローズ油と芳香成分や作用も似ており、気持ちを明るく幸せな気分にさせてくれる効果があるそうです。
しかし、生の桜の花からはあの香りはしないのです。
では、私たちが「桜の 香り」として思い出すあの香りは?
実は、香りの主体はクマリンという成分。「塩漬け」にされると糖が分離
してクマリンが生成され甘い香りを放つのです。
そして、桜の花のピンク色には、色彩心理学的に脳波にも影響を与え、心
身を若返らせる効果があるそうです。疲れた体を休める効果があり、婦人
科系の疾患にも有効と言われています。
儚げではありますが、ゆらゆらと花びらが舞い散る様子にも心身への影響
が認められています。
これは「1/fゆらぎ」という癒し効果。
予期できない変則的は動きは、人間に心地よさなど快適な感覚を与えてくれるそう。 桜はとても魅力的な花なんですね。
川面に散る花いかだ(目黒川)
そんな桜が高齢者にとっても年に一回の最大の喜びにつながる一大イベントは日本人が長生きするモチベーションの一つだからもしません。
お年寄りに寄り添って花見にお連れしたいものです。