「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル」
俗称「毎アル」の名で有名なシリーズ「毎日がアルツハイマー」ファイナルを東中野ポレポレで鑑賞した。
終了後のトークショーはタイミングよく以前のブログでもご紹介した訪問看護師の秋山正子さんが登壇した。
今回はファイナルにふさわしく、人生の最期をどう過ごし、どう看取るか、どう死にたいかを問う映画テーマになっていた。
関口ゆか監督自ら股関節の人工関節置換術の手術をする身で、苦渋の中での映画製作になっていた。
主人公の認知症本人が身内だけに毎回、実に会話がリアルに迫ってくる映画である。
主人公である認知症の本人のありのままの姿が映し出された。
内と外ズラの君子豹変する認知症の主人公との監督との会話が忌憚なき言葉が交わされて妙に自分の事のような錯覚を起こす。
平日の真昼間の暑い盛りなのに満員御礼とは、如何にこのテーマが大衆に関心あるかを示すに十分だった。
終了後、秋山正子さんが登壇した。
いつものように的確なコメントを繰り出し、「暮らしの保健室」や「マギー東京」の存在意義を訴えていた。
自殺幇助(手助け)やセデーションという専門用語が今回は登場した。
*セデーション(せでーしょん)とは、薬を使って意識を意図的に落とすことで、苦痛を感じなくさせる治療のことである
それにしても関口監督の茶目っ気は今回手術の主治医である若きイケメンドクター。
イケメンの存在が女性にとってはリハビリを難なくクリアしたところが面白かった。やはりモチベーションが大切と改めて思った。