2018年(平成30年)戊戌
正月に感じるのはしめ飾りや松門の玄関先の風景だけの視覚だけではない。正月特有の香りもその一つであろう。
お屠蘇には香りのする生薬が何種類も含まれ、年を新たにする健康長寿を願ってのお屠蘇の効用の一つが、あの独特な香りである。
お年寄りにとっては何より一つ年を重ねたことを実感し、新年早々、健康長寿を祈願する。
ユズ湯ばかりでなく、ユズもこの季節、正月料理にとっては欠かせない。
冬は柑橘系の大活躍でその香りは心を明るくすることが知られている。
寒く暗い冬を凌ぐに精神的に明るい気持ちにさせることは苛烈な冬の厳しい生活を楽しく過ごす智慧なのかもしれない。
この正月も北国からは風雪激しい大荒れの天気が続くことが報道された。
自然の脅威からは人は逃れられない。せめて自然と折り合いをつける知恵を生かして自然を楽しみましょう。
柑橘系の精油は冬の暗くて寒い影響下での人間の心を明るくする香りの効果があると言います。
今年も精油の香りに助けられて一年がアロマテラピーで介護に一矢報いられるよう祈っております。