NHK人気番組ザ・プロフェッショナル~仕事の流儀に
6日月曜日の昨夜、地元横浜の訪問診療医の小澤竹俊先生が出演した。
訪問看護の秋山正子さんの時もそうだったが、目が画面に釘づけにされた。
このところ在宅訪問が主役になるほど注目を浴びている。
施設や病院での看取りに疑問を感じ、時代が在宅での看取りを後押ししている。
2025年問題は病院死から在宅死へと最期を過ごす場所の選択を迫られている。
医療の病院化、死の病院化が常識だった時代が過ぎ去ろうとしている。
上野千鶴子女史も「在宅ひとり死」ということを訴えている。
小澤先生の在宅への転換となった思いは「苦しむ人のために力になりたい」ただ一筋である。
訪問診療の中での会話は「反復と沈黙」でただひたすらに耳を傾けようとする姿勢である。
検査数値よりも患者の顔の表情を重視する。
「本当の力はすべての問題解決できる力でなく、力になれないけれどそこにいられる。
それは自分の弱さと無力を知った人の持つ確かな力ではないかなとそう思いました」
と独特の語り口で小澤先生は患者に徹底した寄り添いぶりを発揮していた。
小澤先生のプロフェッショナルとは?
➡自分の良さを認めながら逃げないこと。
そのために求められるものが支えようとする私こそ実は一番支えを必要とする。
それを自覚する人がプロ。
見事なプロフェッショナル感である。
私も小澤先生に習って介護アロマで苦しむ人に少しでも力になれるよう
全国で介護アロマ講座の週末行脚を続け、普段は地元で訪問マッサージ稼業を続けたい。
そしてnot doing but beingという英国のホスピス医の元祖シシリーサンダース女史の言葉が思い起こされた。