ケアニンとは堅苦しい介護福祉士という職業の愛称と解説している。

小規模多機能の特長をしっかりアピールしている内容で、小規模展開している介護事業者には励みになる映画であった。

そして介護現場のスタッフ教育にもためになる場面が随所に見られた。

厚生労働省と神奈川県が後援しているのも納得。介護人材不足に、この映画はとても希望が持てるような内容で、介護こそ人の成長を促し社会貢献度の高い職業であることを再認識させられる。

あるシーンに目が釘付けになった。それは認知症の女性の鼻にオレンジを近づけると、何ともいい表情をしてうっとりして顔の表情が緩むシーンであった。

オレンジの香りや味覚がきっと認知症の方の過去の思い出を引き出して、大脳辺縁系を喜ばしているのであろうと想像した。

 

五感は何にも増してその人の過去を一瞬の内に蘇らせるようである。

現実のことがたとえわからなくても、栄光の過去は五感が取り戻すことが、この映画でも再現された。

そのためにも多様な目で高齢者には接することの大切さを改めて身に染みた。

 

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