長野県東御市で開催された介護アロマセミナーでの事例報告

65才の精神病院から転院。白内障。終日家に籠る。たまに外出しても不穏な衝動に陥る。前に口が動く?指が鼻にまで入ってしまう自傷行為で周りを驚かせる。その利用者さんへの対応に二つ提案がされた。

 

  1. そのままにしておいて休んでいただく。

  2. 積極的に外の空気に慣れさせ、活動を活発にするように働きかける。

  3. 習癖・白きものが好き・みかんが好き

 

 

グレープフルーツの香りをムニエットにつけて、深呼吸をしてもらい

鼻の前でその香りをかいでもらう。

私が毎回行くと、右手を出すと蜜柑がもらえるという事を知っているので、反射的に右手を出します。そしてムニエットについた蜜柑の香りを嗅ぎます。

そうすると香りのついたムニエットをぽいっと後ろに捨ててしまう。

初めは理解できないその不思議な行為に、観察・考察をしながらお付き合いするうちに、それらの多くに大切な意味があるということを、福祉施設のスタッフさん、そして利用者の皆様から教えていただきました。


その人を昔からよく知る友人が、きっと採りたてのきゅうりを食べる時にヘタを捨てる時の行為を思い出して記憶の一部を取り戻したのではとコメントいただきました。そしてその方は蜜柑の香りをつけたムニエットを捨てることで安心した余生を送られたのではと思いました。私ができることはフットケアに代えてほんのささやかなことでしたが、出来る人が出来る時にできる限りの3D精神に基づいて足元から行動しましょうという浅井先生の教えられたことを実践できたことに喜びを感じる今日この頃です。

 

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