ケリー・マクゴニカルの「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」に[刑務所の中の思いやり]という項目がある。

矯正施設の入所者が死期の近い仲間の入所者を介護をしている。

刑務所における終末期介護を研究しているペンシルベニア州立大学の研究者によるレポートだ。介護奉仕を自ら進んで希望する入所者は、皆、見返りのない良いことをする機会がほしいという志しがある。

人を助けたいという本能は人間である証しでもある。

入所者にとっては介護を行うことによって本来の自分になれるという素晴らしい更生であると思う。

以前、北欧の刑務所の視察レポートがあり、日本の刑務所の環境とはまるで違って、人間としての尊厳を保たれる刑務所の素晴らしい明るい環境が印象的であった。

日本の刑務所のイメージは網走の刑務所を思い出すが、暗くてじめじめして決して明るく日の差し希望をもたらすような環境ではなかった。

刑務所に落語家が慰問に行くように、アロマセラピストが慰問できるような時代にならないかと心ひそかに願っている。

素晴らしい芳香が漂う空間に入所者の心からの更生があると信じて疑わない。

 

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