介護現場での「匂いケア」が今注目され、商品開発も進んでいる。

如何に介護での匂いがストレスを生み出しているかは、病院のあの忌まわしい消毒の匂い同様、介護の負担を精神的にも厳しくしている。

排尿排便の排泄ケアは重要な介護における基本サービスとして位置付けられている。避けては通れない排泄介助には臭いがつきものである。

以前、被災地支援活動してきたアロマセラピストが被災地の空気が都会になれた生活をしているセラピストにとっては、あの冷凍庫から腐りはじめた魚臭は強烈なストレスとなったことを耳にした。

同様に、水洗トイレに慣れている現代人にとって、生の便の臭いはとても耐えられるものでないことと想像する。

昔の汲み取り式に育った現在の高齢者はそれなりに田舎の香水を郷愁と感じるかどうかは別にして、明らかに匂いのイメージが現代人とは一線画しているような気がする。

育った時代と幼少時に育った場所など過去の生活背景が重要な介護アロマの処方からすると大きなヒントになるであろう。

「芳香」か「消臭」かの目的を明確にして、アロマテラピーを導入をする必要がある。

 

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